1週間限定の鐘
イタリア館は週ごとに州の特集がやっていて、
併設のレストランではその州の郷土料理が出されています。
私が行った州は、モリーぜ州の期間で、
モリーぜ州でつくられた鐘が運ばれてきていました。


豊臣秀吉の時代にイタリアで描かれた日本人
『伊東マンショの肖像画』
伊東マンショは、安土桃山〜江戸時代初期のキリシタンです。
この肖像画は、1585年、天正遣欧少年使節団としてイタリアに渡った際に描かれたもので、2014年に発見されたばかり。
肖像画の裏には、絵の説明が書かれており、
そこにマンショの名が記載されています。
イタリア館では、透明のガラスケースに展示されていて、
裏面も見えるようになっているので、ぜひチェックしてみてください。

現存する最古の天球
ファルネーゼの『アトラス』
SNSの口コミでも、一番評判だった展示。
こちらは、1900年前のローマの彫刻で
レプリカではなく「本物」なんです。
ちなみに、ファルネーゼというのは彫刻家の名前ではなく、
16世紀の芸術コレクターだそう。
頭に掲げているのは地球ではなく、天球。
つまり、天動説の時代につくられたもので、現存する最古の天球となっています。
天球には、星座が掘られているので、
1900年前に見えていた星座の位置がわかる貴重な資料です。

ミケランジェロの失敗作
ミケランジェロが途中で断念した『復活のキリスト像』
こちらの展示は5月から追加されたそう。
この彫刻は、ダビデ像で有名なミケランジェロが途中まで手がけていたものです。
なぜ、最後まで制作しなかったというと、
キリスト像の顔の左側に黒い線が入ったから。
大理石は掘ってみないと、中の模様はわからないでしょうから、
こういうことは稀にあったのかもしれませんね。
顔左側(写真に写っていない部分)に黒い線があるので、
ぜひ実物で確認してみてください。

3畳分の絵画
カラヴァッジョの『キリストの埋葬』
こちら3m × 2mサイズのめちゃくちゃ大きな絵画です。
遠路はるばるやってくるには大きすぎる。
絵画が大きいことにより、描かれた人物はほぼ等身大に見えました。
写真が当たり前の今となっては、この絵画の凄さを理解し切るのは難しいのかもしれませんが、、、
明暗法や構図の工夫で、ここまでリアリティに描けるのは
当時からしたら並大抵の技量ではないのでしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチ直筆のスケッチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ 『アトランティックコード』
こちらじっくり見たくても見ることが叶わない展示ですw
スタッフによる「写真撮るだけでお願いします」というアナウンスのもと、ベルトコンベアで流されるように一瞬で展示ケースを通りすぎてしまうのです。
(なので、私が撮った写真も全然ピントあってないw)
こちらの展示の何がすごいかって。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチ直筆の本物なんです。
じっくり見れないのが本当に残念。
スケッチには文字が添えられているのですが、
左右反対の文字だそうです。
当時、活版印刷といったハンコのようにインクを転写する印刷方法が主流で、左右反転してしまうので、
レオナルド・ダ・ヴィンチが意図的に反対の文字を書いたそうです。

ここまで、イタリア館についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
本物にこだわった展示ばかりのパビリオンでした。
今回の体験レポートが、あなたのおでかけ準備の手助けになれば嬉しいです。
当日、回ったパビリオンの感想や、ご飯のレビューはまたアップしていきます!!
質問などございましたら、気軽にコメントいただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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